リハビリテーション看護学会ロゴ

大会長挨拶

ご 挨 拶

NPO法人日本リハビリテーション看護学会
第38回学術大会

大会長 小澤 美紀(医療法人社団三喜会鶴巻温泉病院看護部長)


 このたび, NPO法人日本リハビリテーション看護学会第38回学術大会を, 2026年11月7日(土)・8日(日)の2日間, 国際医療福祉大学小田原キャンパスで開催する運びとなりました. メインテーマは, 「ポジティヴヘルスと歩むリハビリテーション看護」です.

 超高齢社会が進行する中, リハビリテーション看護の対象は, 高齢, 認知症, 慢性疾患, がん, さらに独居となります. そして, 多様な価値観等が広がっており, 失われた機能を取り戻す支援だけではなく, 「その人らしく生きる力を支える」ことが一層重要になっています.

 こうした中で, 近年注目されているのが, オランダの医師マフトルド・ヒューバー(Machteld Huber)氏らが提唱した「ポジティヴヘルス」の概念です. これは, 健康を「疾患の有無」ではなく, 「変化にうまく適応し, 自分の力を発揮できる能力」として捉え直す考え方です. この視点は, まさにリハビリテーション看護の実践そのものです.

 私たちは日々の中で, 患者さんの小さな『できた』が積み重なっていく姿や, 不安や痛みを抱えながらも前に進もうとする姿, 病状だけではなく一緒に話す生活の楽しみ・希望, 家族の中で取り戻される笑顔等, 生きる力が引き出される場面にたびたび出会います. このように, それぞれの過程に意味を見出していく歩みがポジティヴヘルスの実践です.

 本大会では, ポジティヴヘルスについての理解を深め, 「生きる力を支える」リハビリテーション看護の可能性を改めて考える機会にしたいと考えています. 多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております.