2016年8月26日

理事長挨拶

リハビリテーションが必要な場で、リハビリテーション看護の機能は十分発揮できているでしょうか。

障害、慢性疾患のある人や高齢者が健康寿命を延伸し、その人らしくよりQOLの高い地域生活を送るためには、生活機能を維持・改善していくことが重要です。
障害の考え方や人々の見方が変遷してきている時代の流れの中で、リハビリテーションは、これまでの運動器や脳神経系の疾患の回復過程にのみ参与するのではなく、子どもから高齢者までのあらゆる年代、身体・精神・知的な疾患や障害までのあらゆる対象の状況、そして発症から終末期に至る医療のあらゆる場で、必要となっています。それに応えるよう、本学会は、変化していくことが望まれていると思います。

学会は昨年30周年を迎えました。本学会の会員は、臨床現場で働く看護職が多く、看護師以外の職種も複数所属しています。しかし、学識経験者も含め新理事体制となって4年、これからもさらに内外からリハビリテーション看護についてディスカッションし、次の世代へつなげていきたいと思います。

そして2025年はすぐそこまできています。その先を見据え、リハビリテーション看護の専門性を熟慮し、エビデンスを蓄積して技術や知識を開発していきましょう。そして、リハビリテーション看護を必要とする場で、そこに、私たちが大切にしてきたリハビリテーションマインドを発揮できるよう、前に進んでいきましょう。

本学会は2018年の事務局長の定年退任に伴ってさまざまな変化を受け入れていかなければならなくなっています。一方で、これまでの学会の歴史や、学会の人々が持つ家族的なつながりも大切にしながら、この新しい流れを受け入れて、体制を整備していきます。

学会の今後を見据え、運営の透明化を図り、会員全員参加の学会にしていくことを進めます。

学会の活動に忌憚なくご意見をいただきたく思います。

平成31年着任にあたり
理事長 粟生田友子